悪臭の原因
包茎の人は通常時は包皮が被っていることが多く、恥垢が溜まりやすくなっています。さらに汗や尿によって蒸れる陰部は細菌が繁殖しやすく、恥垢と合わさると悪臭の原因となります。
炎症を起こし易い
包茎は亀頭包皮炎といった炎症を発症しやすくなります。中年以降は、老化により免疫力も落ちてくるので、更に炎症を起こしやすくなり、亀頭包皮炎を繰り返すことがあります。また陰毛が巻き込まれ、巻き込まれた陰毛を無理に取ろうと引っ張り出すと、内板を傷つけてしまうことがあります。そこから細菌が入り込み炎症を起こすことがあるので、注意が必要です。
感染症にかかり易い
包茎の場合、包皮内板は外的刺激で傷つきやすく、包皮の内部で細菌が繁殖し易いため、細菌やウイルスによる感染症をきたしやすくなります。性病に感染することもあります。
亀頭の先細り。
亀頭の先細りとは、亀頭が横に張りだしておらず、細くとがっている状態です。包茎で包皮に包まれていると、亀頭部の発育が阻害されることがあり、先細りになることがあります。刺激に対して敏感で、過敏な症状を呈します。性交渉時に痛みを感じることもあります。仮性包茎より真性包茎の方が、より影響が大きくなります。
陰茎癌のリスク
包茎の場合、陰茎がんの発症リスクが高くなることが知られています。陰茎自体を清潔にしていないことが陰茎がんの発生要因だと考えられており、亀頭包皮炎の反復や恥垢の刺激がリスクとなります。特に真性包茎で、陰茎がんの発生リスクが高くなります。小児期に割礼を行う習慣のある国では陰茎癌の発生率が低いといわれています。
排尿時に尿が飛び散る
包茎で亀頭部が完全に覆われた状態では、尿の方向を予測するのは困難で、尿が思わぬ方向にねじれたり、2つに割れたりして飛び散ることがあります。また包茎であることで、尿切れが悪くなることもあり、排尿をした後に、尿で下着を汚してしまうこともあります。尿が下着についてしまうことで、異臭を発することもあります。亀頭が包皮に覆われていることによって、性器がむずむずとしたり、包皮の中に残っている尿などの残りかすがジメジメとしてしまうことがあり、集中力を欠いてしまうこともあります。
EDの原因になる
包茎によりEDが起こることがあります。物理的な問題によって ED が起こりやすいのは、真性包茎やカントン包茎の場合です。痛みのために、性行為が出来ない状態が続き、EDに移行してしまいます。また、自分の陰茎にコンプレックスを抱いている場合、その不安が ED を引き起こすことがあります。
手術後 切開した部位に痛みを感じる場合があります。痛みに弱い方にはその場合に備えて鎮痛薬をお渡しすることもあります。痛みが出てきた場合服用してください。痛み止めを服用してから、薬が効くまでに時間がかかりますので、痛みを感じたら早め早めに痛み止めを服用することをお勧めしています。