包茎について知る

包茎とは

包茎とは、亀頭が包皮でおおわれている状態を言います。男性は生まれた時には、亀頭が皮で覆われており、亀頭と包皮の内側が癒着している状態です。幼児から少年期に成長するにしたがって、用手的に包皮を剝くことや、勃起を繰り返すことにより、徐々に亀頭が露出してきます。そして、勃起していない状態でも、包皮が後退して、やがて亀頭全体が露出するようになります。これが成人男性の正常な陰茎です。しかし残念ながら成長し大人になっても包皮に覆われたままの男性がいます。この状態が包茎と呼ばれ、コンプレックスやトラブルの原因となります。

包茎は手術したほうが良いか

手術しないでやり過ごせるなら、出来れば手術したくないと考える人が多いでしょう。手術すべきか否かについて考えてみましょう。
包茎の最も重大な症状は、勃起時の痛みです。痛みが有ると性交渉が出来ませんので、痛みが有る場合は、手術適応になります。また長引く炎症症状も手術適応になります。特に薬に反応せず、炎症を繰り返し発症する場合は、手術適応になります。

美容目的での包茎手術

近年、包茎だとカッコ悪いから、友達にバカにされるから、温泉などで恥ずかしいからなどの美容的理由から手術を希望する方が増えています。美容目的の場合、本人の置かれている状況で手術すべきか否かの判断が変わってくることがあります。強いコンプレックスを感じ、手術を希望する場合もあれば、気になるが様子を見ている方もいらっしゃいます。自分で判断が付かないという場合は、専門医に相談されることをお勧めしています。

包茎手術のリスクやデメリット

術後、切開部位から出血が起こる可能性があります。包帯に、にじむ程度の場合は、ほとんど問題ありません。激しい出血の場合、再度来院してもらい、止血処置が必要になる場合があります。